第20回 モーターポイント

 初めまして、つれづれには初登場のゲンゲンと申します。つれづれ第20回ということで、キリも良いので登場となりました!どうぞお付き合い下さい。

 つれづれ第2回の中で使用機器一覧を掲載していますが、今回は電気療法を行う上での考え方について説明したいと思います。
 当センターでは運動を始める前に温熱療法、電気療法をいくつか行っています。痛みを和らげたり、動きを良くしたりするのが主な目的です。その際に治療点として取っている点を「モーターポイント(運動点)」と言います。あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、簡単に言うと脳からの指令(電気的刺激)を一番最初に受け取る点のことです。この点は全ての筋肉に存在しています。我々が体を動かす時、脳からその対象となる筋に「動かせ!」という電気刺激が伝わります。その指令を受け取った筋は収縮するのです。ちなみに、我々の体の動きは全て「筋の収縮」によるものです。そのポイントに通電することで、鎮痛効果、循環改善効果、消炎効果、麻痺改善効果があるとされています。
 当センターでは、SSP低周波治療器・干渉低周波治療器を導入しています。多くの利用者さんが利用していますが、「痛みが軽くなった」「コリ感が軽減された」「麻痺側が少し動くようになった」など、効果を実感していただいております。

(2008年06月04日)