第5回 パーキンソン病、症候群

最近はちょくちょく更新する様にしております。更新しないとみなさんに忘れられてしまいますから!(自分にも言い聞かせてます。)

さてさて、今回はパーキンソン病、症候群についてのお話です。パーキンソンとは、簡単に言うと脳の神経物質が減少し、動きが緩慢になる病気です。原因は不明で治療法も確立していない、とされています。診断名にこの病気があると言う理由で断る通所リハビリもあるようです。多分、この病気が一般的に進行性で、それを止める為のリハビリであるということから、結果が出にくいということがあると思います。また認知度が低い為、社会に受け入れられていないということもあるでしょう。当センターの利用者さんはリハビリを実施したことにより、動きが良くなったり声が出やすくなったりと症状が改善されたケースが多いです。引きこもりがちだった方が旅行に出かけたという事例もあります。歩行訓練を実施する時には自分の頭の中に出来上がっているリズムを壊すことから始まります。パーキンソンの方は大半が早いです。それを補正する為の時間が大半です。当センターでは「1.2.3.ハイ」のリズムをゆっくり、と指導します。最初は私たちがリズムを取りますが、慣れてきたところで自分で大きな声を出してリズムを取ってもらいます。時にはすくみ足になることもあると思います。そんな時にはその場で割り切ってあきらめてしまい、両足をそろえて直立不動。気持ちを落ち着けるために深呼吸。それから頭の中でリズムを取り直して一歩を出す、とアドバイスしています。いろいろな指導方法があると思いますが、当センターでは「テクニック」を教えて、日常生活にフィードバックしてもらえるよう心掛けています。他にも当センターのオリジナルテクニックがあります。遠慮なくご相談ください、当センターは断りませんから!

(2004年11月16日)