第9回 区に物申す!

新予防給付の導入に先立って区では高齢者向けの筋力強化トレーニング事業を開催しています。3ヶ月を1クールにし、行っているようである。当センターに通所されていた方もこれに参加する為に数名がサービスを中止しました。3ヶ月後、半数の方が再び当センターに戻ってきました。それなりの効果を実感され、この効果を継続するために戻って来たのです。これが区の考える理想的なスタイルなのだと思います。実際、この事業を行う事前説明会でも引き継ぐ施設を募っていたくらいですから。(引き継ぎの依頼は今のところありません。)しかし、ここで問題なのは戻ってこなかった残りの半数の方々のことです。他の施設でトレーニングを継続されているのであれば問題はないのですが、どうやらそれっきりで現在はどこにも通わず、自宅でも何もしていないようなのです。区の施設ですから、少人数で余るほどの指導員の元でトレーニングされたはずですからそのときには効果が上がったことでしょう。しかし、それ以降何もしなければ元々の状態に戻ってしまうか、いずれそれ以下になってしまうでしょう。これで本当に良いのでしょうか?これでは何のためにトレーニングしたのかわかりません。区営の施設は区民に対し公平にサービスを提供する為に期間を設けてサービス提供しています。この考えは正しいようで間違っていると常々思っております。高齢者向け筋力強化事業を行なうのは大変良いと思います。しかし、他の区が行なっているから行なう、というような流行的な気持ちで事業を行って欲しくありません。期間が満了になったその後のケアも必要ではないでしょうか?区の担当者からの返答をお待ちしております。(区の担当者は見てないか!何だかいつも区に噛み付いていますね。)

(2005年9月24日)